６月２８日（水）御殿場西高等学校では東部地区の幼保小中学校の先生方３０名近くを本校にお招きし、京都芸術大学教授の本間正人先生を講師に「ChatGPT活用授業公開研修」を実施しました。
ChatGPTといえば、昨年11月に米OpenAI社がリリースしたAIを搭載したツールということで、連日のようにニュースで報道されています。ChatGPTがここまで話題になったのは、こちらの質問に対し、まるで人間のように回答し、さらに膨大な情報を元に学習しているので、なんでも瞬時に回答してくれるという点があります。
本校では、今年度に入り、早速、教員向けの研修と、実際の授業内での活用を生徒とともに学ぶ研修を実施しました。今回は第３回目となる研修で、近隣の幼保小中学校の先生方とともに、これからの学びのあり方、教育のあり方を、公立私立の壁を超え、学校種の枠を超えて学び合うことで、シームレスな学びを実践していくというコンセプトのもとで実施しました。
英語科の安田恭子先生、数学科の山﨑敦登先生、理科の御領紫苑先生による３教科での公開授業を参観したのちに、授業の振り返り会を３つの小グループに分かれて行いました。中山副教頭の司会のもと、良かった点、そして改善点をさまざまな視点で振り返るとともに、日常の授業実践の課題感なども共有する機会となりました。
そして、本間正人先生による講演では、これからの学びのあり方、教育のあり方、教師の役割といったことをお話しいただくとともに、ChatGPTの活用の具体的な事例と授業での活用方法をレクチャーしていただき、大変大きな学びとなりました。多くの先生方にとって、これまでの教えるスタイルの授業をアンラーンし、生徒の学びを主体とする授業への切り替えへの大きなヒントになりました。
今回の研修を通し、本校の教員の授業力の向上、教育観のアップデートにつながると同時に、学校間の壁を越えたつながりができました。学校の中の学びを、枠を外すことで、限りなく広がっていきます。そして、さまざまな出会いがあります。先生方との出会いが、きっとこれからの未来につながっていくことになります。
ご参加いただきました先生方、誠にありがとうございました。
講師をしていただきました本間正人先生、本当にありがとうございました。
これからも枠を超えて、学び合いましょう。
