SDGsを通したESDへの取り組み
2020年度からSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な発展⽬標)を本校でも推進しています。 SDGsとは「誰⼀⼈取り残さない」という概念を念頭に置き、17の発展⽬標の解決に向けて、当事者意識を持って課題に取り組んでいくことです。学校内、地域社会、国際社会における様々な課題を、一人ひとりが「何ができるだろうか」「どんなことをすればいいのだろうか」と言う視点で課題解決につなげることを目指します。
SDGs委員会
2021年度に発足したSDGs委員会が中心となり、本校ではさまざまな取り組みが行われています。各クラスから2名程度が選出され、SDGs新聞、紙ゴミの回収、ペットボトルキャップによるアート作品、フードロス型弁当販売など、学校内の身の回りにおける改善の中でのSDGsを実践しています。
ラオスへの支援事業
2022年にはSDGs委員会によるラオス支援プロジェクトが実施されました。市内の障害者施設とラオスの障害者施設の共同制作された商品を、本校の文化祭で物産展として販売しました。その際の売上金をラオス大使館を通して、障害者施設に寄付するという取り組みを行いました。
夏にはラオス大使館を訪問し、秋にはラオス大使が本校を訪問するという、国際的な友好関係を築くことができました。中心となって動いたSDGs委員長、SDGs委員会の皆さん、本校の生徒たちにとって素晴らしい学びの機会となりました。
SDGs新聞の発行
毎月SDGsのテーマごとの新聞が発刊されています。「SDGs」という単語が陳腐化してしまわないように、日本や世界が今まさに抱える社会課題を、本校の生徒たちの間で共有していきます。それらの課題をまずは知ることにより、普段の自分達の生活のあり方を見つめ直すとともに、自分達には何ができるのかをホームルームや授業等で扱っていきます。
SDGsステッカーを全教室へ
生徒が大半の時間を過ごすのは授業となります。御殿場西高校では、授業内でSDGs教育を積極的に行っていくために、全教室の黒板・ホワイトボードにSDGsステッカーを用意し、教科にかかわらず様々な単元とSDGsとの関連性を意識づけするようにしています。
授業内でのESD
特進コースや進学コースでは、英語学習や総合的な探究の時間などで、SDGsについて学びます。学校内における様々な課題をSDGsの枠組みの中で考え、その課題解決策を提案していきます。エネルギー問題、ジェンダー平等、食品ロス、ゴミ処理、オンライン授業の拡大など色々な課題を、生徒目線から解決へと導く提案がありました(令和2年度)。驚くべきは、生徒から提案があったものは、令和3年度の学校運営へと反映されています。